多くのスポーツと同じように、スノーボードは練習した回数が多いほどうまくなっていきます。では、特に初心者の方であれば、1泊2日や2泊3日などの泊まりで行ったほうがより上達が早くなるのでしょうか。
泊まりで行くと、旅行しているようで楽しくなりますよね。しかし、初心者の方が泊まりがけでスノーボードに行く場合、メリットとデメリットあります。事前に把握しておき、楽しんでスノーボードを上達させましょう。
もくじ
初心者が泊まりでスノーボードをするメリット

まずは、初心者が泊まりでスノーボードを練習するメリットを見ていきましょう。メリットは大きく分けて3つありますよ。
忘れないうちに練習できる
スノーボードは、雪山で楽しむスポーツ。そのため、なかなか頻繁にゲレンデに行けないという方も多いのではないでしょうか。期間が空いてしまった場合、滑り方を忘れてしまうなんてことも…。
泊まりでのスノーボードであれば、コツを掴んだらそのまま翌日も練習可能です。忘れないうちに反復練習をするのは非常に重要。体に覚えさせることができるので、上達も早くなります。
特に初心者の方であれば、泊まりがけの連続スノーボードはとても有意義なものとなりますよ。
ナイターまでみっちり練習できる
日帰りだと、「まだまだ練習したい」と思っていても、帰宅の時間を考慮して早めに上がらないとならないことも。
泊まりで行けば1日目は帰宅する必要がないため、ナイターまでみっちりと練習可能です。
長時間練習できるので、「今日はあの滑り方をマスターする」などの目標を立てて、気の済むまで思う存分滑れますよ。
ナイターには上級者が来ることも多く、良いお手本としてじっくり観察できるのもメリットのひとつ。リフトやゴンドラで一緒になったら、「うまいですね~」と声をかけてみると、いろいろと教えてくれるかもしれません。
宿とチケットがセットで割安購入できる
泊まりで行くと、宿とスキー場の一日券や二日分のチケットが、セットになっているケースも多いのがポイント。
普通に宿を予約してスキー場のチケットを購入するよりも、かなりお得なケースもあるのが大きなメリットです。中には、1食分の昼食券が付いてくることも…。
温泉・スノーボード・観光など、お得にさまざまなアクティビティを楽しめるのがうれしいですね。
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初心者が泊まりでスノーボードをするデメリット

メリットがあれば、デメリットもあるもの。事前に把握しておき、後悔のないお泊りスノボーを楽しみましょう。
2日目は筋肉痛でうまく滑れないこともある
大きなデメリットとしては、2日目の筋肉痛です。特に初心者の方は、スノーボードで使う筋肉ができあがっていないことも多く、2日目に筋肉痛になるケースも多いといえます。
筋肉痛であると、自分の思いどおりに体を動かせず、効率の良い練習ができないことも…。最も危険なのは、「スノーボードって楽しくない」と考えてしまうことです。そうならないためにも、以下の対策をとりましょう。
- 普段から足のトレーニングをしておく
- 別の練習を行う
- 無理せず休み休み楽しむ
ちなみに、普段からバランスや足のトレーニングを楽しくするのであれば、「バランスボード」がおすすめですよ。
以下の記事もあわせてご覧ください。

1日目で調子が悪いと2日目の気分が乗らないかも
1日目で「調子が悪いな」と感じた場合、2日目のスノーボードで気分が乗らないことも…。友人たちがスノーボードをする場合、気分が乗らなくても付き合いでスノーボードをすることもあるでしょう。
その場合、「スノーボードがつまらない」と感じてしまう恐れも。スノーボードは楽しんでなんぼのスポーツ。もし乗り気でない場合、勇気をもって辞退するのもありですよ。
初心者だけで泊まりがけで行く場合の注意点

初心者だけで泊りがけで行く場合、注意しなければいけない点があります。最大限楽しむためにも、注意点を把握して危険を回避しましょう。
雪道に慣れていない場合は要注意
日帰りの場合もそうですが、泊まりがけで行く場合は特に雪道に注意が必要です。1日目は晴天であっても、2日目は急激に天候が変わり、道路条件が変わることもあります。
雪道は、「急」が付く動作をすると車の挙動が乱れ、事故が起こりやすいのが特徴です。不安であれば、あまり降雪量が多くない地域のゲレンデや、晴天率の高いゲレンデを選ぶのがおすすめですよ。
ルールやマナーはしっかりと把握しておこう
ゲレンデの基本的なルールやマナーはしっかりと把握しておきましょう。ルールを守らないと、ほかのスキーヤーやスノーボーダーに迷惑となるほか、事故につながる可能性があります。
以下に、基本的なルールやマナーを挙げましたのでご覧ください。
- コースの真ん中で立ち止まらない、座らない
- 他人のボードやスキー板を踏まない
- リーシュコード(流れどめ)は必ず付ける
- 複数人で横一列に止まらない
- 下を滑っている人が優先
- 止まっている人よりも滑っている人が優先
事故が起きてしまったら、嫌な思い出が残ってしまいます。ルールやマナーを守って、「楽しかった」と思えるようにしましょう。
泊まりがけでさらに上達しよう
泊まりがけでスノーボードに行くと、確かにデメリットはあります。しかし、デメリットや注意点をしっかりと把握しておけば、より上達を早められますよ。初心者だけで泊まりで行く場合は、無理をせずに気を付けて楽しみましょう!